上海到着

2015/8/4

旅の始まり
もう3年の夏休みで、
周りがインターンしてたり留学に行ったりしてる中旅行に行く。
そうした意味では旅行なんかしてていいのかとも思ったりするけど、
自分でやりたいことでこんなに自発的に動けるのも旅行くらい。
貴重な時間を噛み締めて旅をしたい。

プランとしては、上海インアウトで、
一回杭州に行ってから
西安、九寨溝、成都、昆明、大理、麗江と横断していく予定。
国内は全て鉄道移動をしようと思ったけど
計画を詰め込みすぎて時間的に余裕がなくて
西安-九寨溝と昆明-上海は飛行機を使う。



羽田空港に6時半の飛行機だったため、空港に前泊。
空港の屋上にずっといてほとんど起きてた。
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4時半にチェックインをすませて出発。
 
羽田発だったのはよかったものの、大韓航空のため、
仁川を経由して上海に着いたのは日本時間の13:30。
機内食も美味しくなかった、、
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まぁ中央アジアとかスウェーデンの時より数万倍楽だから許容かな。笑


上海は浦東空港に到着。

上海は6年前に家族旅行でも来ている。
荷物を受け取ると被せておいたはずのバックパックのカバー(1000円)が取れていた。
バックパックのカバーは雨や汚れからバックパックを守ってくれるからなかなか重要。
Baggage depositとかインフォメーションセンターとかでなんとか見つけられないか頼んだものの、
無愛想な係員は遺失物の登録すらしてくれなかったから諦めた。
ちなみに2年間習った中国語はまったくしゃべれない上に、英語も上手くしゃべれない。
旅のはじめだから仕方ない、徐々に慣らしていこう。

四日間上海で一緒に行動する奥田とは同じ飛行機が取れず、空港のケンタッキーの前で待ち合わせることにしていた。

待ち合わせの場所を決めておいたものの、
あると思った場所にケンタッキーはない。
さらにサイトが間違っていたのか奥田の飛行機が別のターミナルに到着していて、
空港なのにWiFiも全く捕まらず一時は会えないんじゃないかと思ったが、
急いで別のターミナルに向かったところでちょうど奥田が出てきてなんとか会うことができた。

※ちなみに奥田にとっては初めての海外。
いろいろと困惑することが多かったのが、空港到着後間違えて女子トイレで用をたして捕まりそうになったらしい。笑

まずはホテルに向かう。
空港からは時速430キロでるリニアが走っているから、乗ってみる。
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1日乗車券と一緒になった券を購入(55元)

なぜか車内は暗い。
ものすごい加速力、だが、前回に乗った時同様300キロまでしか出なかった。まぁそれでもかなり速い。

リニア自体は800円程度で日本の新幹線と比べると安いと思う。
しかしなぜか中心部の手前までしか路線が伸びておらず、途中で地下鉄に乗り換えなくちゃいけない。
歩き方には「リニアの待ち時間や乗り換え時間を考えると余裕がある時に使うべき」、と書いてあって笑った。なんのための速さなのか。笑

地下鉄を乗り換えてホテルに到着。
ここは父の知り合いの上海の方に取ってもらった。
外観がかなりボロく、なかなか焦ったけども
ロビーや部屋はかなり綺麗で英語を喋れる受付もいたから良かった。

荷物を置いて街に繰り出したのが17:00。
まずは観光名所、豫園に向かう。
豫園のまわりは屋台やお土産屋が並ぶ。
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驚いたのは人の多さ。
どこに行っても渋谷のスクランブル交差点のような混み具合。

さらに中心部に行くと、中国人カップルに「写真をとって」とお願いされる。
その後どこから来たのか聞かれて
「日本から来た」
と言うと、
「中国人かと思った」と言われた。
彼らは旅行者で英語がそこそこ上手く、話に引き込まれそうになったが、これが実はペテン師なのである。
奥田の友達がこの被害に引っかかっていた話を聞いていたため我々はすぐにわかったが、
もしそれを知らなければそのまま
「お茶を買うのを手伝って欲しい」と言われてお茶を一緒に試飲、購入することになり、3-5万円ぼったくられるとか。
中国人なのに英語が上手であり、日本についてもよく勉強しているために
最後まで気づけない日本人が多いらしく、ネットで見るとたくさんの日本人が騙されている。
それだけ賢いならまともなことに頭を使って欲しいと思ったが、それだけ日本人が騙されやすく儲けやすいということなんだと思う。
いきなり人間不信にさせられて、
「写真を取って」とお願いされると、明らかに一般人でも
どうしてもまず疑ってかかるようになってしまった。

豫園は16:30までで入れなかったため、行列のできていた小籠包の店に並ぶ。
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20分ほど並んでこれを食した。(20元)
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その後は外灘に向かい、船に乗ることにする。
その途中の道で不快感を抱かざるを得ない光景をみた。
ゴミやダンボールのくずが散乱し、腐ったような臭いが充満し、
通りの建物は壁が工事途中のまま放置されている。
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光り輝く浦東と外灘から一歩踏み入るとスラムのような通りがあることを思うと、少し複雑な気持ちで輝く上海のネオンをみることになった。

遊覧船乗り場があったので乗ってみる。(45分:120元)
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昨日乗った日本の納涼船と同じくらいかかった。

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さすがに外灘と浦東の夜景を船から眺めるのは最高。
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青島ビールを飲みながら見た。


その後は南京東路へ行く。
ここは東京で言えば渋谷、ロンドンで言えば のような百貨店街が2キロほど続く。
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ユニクロもあった。


その途中の少し入った庶民的な食堂で夕食を食べる。
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店内はハエが飛んでいて、食事中に普通に掃除もしたりする。

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一つ目に小籠包のでかい版を頼んだつもりがパクチーが入った水餃子のようなものがでてきて、
もう一つ魚介飯も頼んだけど、ご飯が少し水分を吸っていた。
どちらも食べれるけど美味しいとは言えなかった。
周りの中国人は普通に食べていたから、これが彼らにとって普通なのだと思うと初めて日本を離れて異文化に来たことを実感した。

そのあとはホテルに戻る。
南京東路で歩いていると「マッサージ」とか「カワイイコイルヨ、ミルダケ、ミルダケ」
と10回くらい声をかけられた。
全部風俗のキャッチで、もし、「ミルダケ」ならいいか、と思ってついていったりしたら、タクシーに乗せられてもうアウトらしい。
ネットで調べると被害額は60万円になった人もいるとか。
中国怖すぎる。

ホテルに戻ると、
風呂に入って明日に備え、そのまま爆睡した。
奥田は初の海外がこの中国なので、かなりの刺激になったみたい。
早速いろんなものが見れて面白かった。