トナカイ(肉)マヌケ(船)鳴き声(人)
2/10火
昼間は暖かいけど夜はやっぱり寒い。
寒い帰り道によく食べてた肉まんが恋しい。
セブンイレブンはあっても当然肉まんなんか売ってない。
さておき、
今日はOxfordの寮でルームメイトだったLudvigがストックホルムまで来てくれるから1人で会いに行く。
彼に出会ったことでスウェーデンに興味を持ち、一度は行ってみたいと思うようになったのだ。
まさか一年足らずでスウェーデンを訪れて彼に会えるなんて思ってもみなかった。
駅で感動の再会。
ちなみに彼のガールフレンドも同行してきた。(1年前はいないかった笑)
いろいろな話を聞いたけど、今はレストランで働いていて将来はシェフになるらしい。
まずはスカンセン野外博物館へ。
言うなれば動物園と建築物の博物館のミックス。
実際にスウェーデン各地から伝統的な建物とトナカイやウルバリンみたいな様々な動物が運び込まれている。
やっぱりシーズンは夏。どこいってもシーズンは夏。
寒すぎて外に出してない動物もいたし、開いてない建物もあった。
それ故にとても閑散としてた。
ランチは、(今見てきた)トナカイ肉の
料理を食べられることに。
独特のクセがあるけど美味。
多分調理の仕方がうまい。
150KR(2500円くらい)するだけある。
...日本円に直すと本当に嫌になるな。笑
そのあとはvasa museum に行った。
スウェーデン人なら誰もが知ってるヴァーサ号という船にまつわる博物館。
この船の歴史がなかなかマヌケで面白い。
17世紀のスウェーデン王グスタフアドルフ2世は、三十年戦争に参加するために国の財産をつぎ込んで誰にも負けない最強の船を作った。
それがここに展示されてるヴァーサ号。
実際にこの船、一度も敵と戦って負けたことのない最強の船なのだ。
この船が処女航海の日を迎えると当然最強の船であるから華々しく盛大に祝われて出発することになる。
出発して帆を張る。
そこに一陣の風が吹いた。
...船は沈没した。
これがその船の全生涯である。
つまり、戦ってないから負けるはずがない。
強くするために大砲やらなんやらを詰め込みすぎてバランスが取れなかったようだ。
こんなにマヌケな歴史があってもいいんだろうか。笑
そして300年後、ある潜水士がこの船を見つけ、引き揚げることになる。
300年経っても見事に原型を留めていて、
95%がオリジナルらしい。
これはすごい。
そしてとてもでかい。
とてもでかい。
どのくらいでかいかというと、
スウェーデン人全員に一個ずつ配れるくらいの量の肉まんなら余裕で積めるサイズだ。
ただ、あんまり寝てない&昨日スケートした疲れが回ってきて
日本語の説明があっても内容が頭に入ってこなかった。
船のストーリーのMovie上映中に就寝(_ _).。o○
そのあとはLudvigカップルと別れて、Tobiasの妹の合唱会を見てきた。
みんな15歳らしいけど、とてもそうは見えない。
俺が持ってる中3の生徒とは比べものにならないほど成熟が早いみたい。
内容はracismについて。平等を訴える。最後にborn this wayも歌った。
200人くらいいて、準備不足感もあったけど、劇も交えて、ゴスペルの歌手も参加していて飽きることがなかった。
間食のハンバーガー(笑)
そのあとは、スウェーデン人のメンバーと待ち合わせてバー行く。
Falconってビール。確かデンマークの。これはよかった。
他にもチェコのスタロプラメンとか、スウェーデンのエリクスブルクとか飲んだけど
こっちにきてからビールがかなり美味しい。
日本のより苦みが弱いというのか、独特の苦みというのか。
いろんなのを試してみたいね。
そのあとはsecret placeに連れてってくれるとかいうからついて行くと、学生寮の集まるエリアについた。
待つこと5分。22:00。
突然オオカミの鳴き声が聞こえてきた。
否。
これは人の鳴き声()だ。
あらゆる方向から鳴き声が聞こえてくる。
スウェーデン人メンバーもみんな叫び始める。
よくわからないけど俺らもつられて叫ぶ。
...これはどういうことかというと、火曜日の夜22:00に勉強とかその他もろもろのストレスを発散するために夜な夜な叫び始める
というある地域の習慣があって、ちょうど今日がその日だったらしい。
面白かった。
日本にもこういうの広まれば中央線に飛び込む人も減るんじゃないかな
...っていうのは悪いジョークでした。
ちなみにこのあとtobiasが
「俺のバックはどこだ」
とか言い始め、バーに忘れてきたことが発覚。
無事見つかったからよかったけど
パソコンが入ったかなりでかいバックで、よく忘れるなと思ったけど俺も人のこと言えないからお互い様。
通じるものを感じていいパートナーだなと思った。笑