絶壁城ツアー
2/21 土
7時にミュンヘンに到着。
シャワールームがあるはずなのに探してもない。
仕方ないから公衆トイレで頭だけ洗う。
公衆トイレといっても使用に1ユーロかかり、中に掃除スタッフの部屋や洗濯機まであり、かなり広々として清潔。
朝なので人も少なく、かなり快適に身支度できた。
ミュンヘンでは、MOSの一年生メンバーと合流。ノイシュバンシュタイン城という日本人観光客がどっと押し寄せるスポットに行く。
ドイツ旅行に少しでも興味がある人なら誰もが知っている城と言える。
ちなみに彼らはストックホルム→コペンハーゲン→フランクフルト→ミュンヘンと鉄道で移動するプランを組んでいて、
ちょうどミュンヘンの日程が被ったから一緒に行動することにした。
ノイシュバンシュタイン城はミュンヘンから2時間の位置にあるから、より楽でいろんな場所を回れる安いツアーで行く。
半分くらいは日本人だった。
まずはこのツアーは、19世紀に栄えたバイエルン王国の王が作った城をメインに見ていく。
まず最初のリンダーホーフ城は、バイエルン王ルートヴィヒ2世の隠れ家。
自身は城の二階に住み、二階には自分以外は立入禁止だった。
召使いに作らせた料理を奈落のような仕組みを使ってテーブルごと上に運ばせるほどの徹底ぶりだったとか。
中は金ぴかで、壁や天井は豪華に装飾されている。
よくもまぁこんなところで一人で暮らせるな、と思うくらいの華美さ。
ちょっと趣味が悪いなというのが我々の総意でした。笑
次にオーバーアマガウという街に少し寄った。
山岳地帯のメルヘンチックな街で、お土産屋や小物屋も含めてキリスト教色が強い。
誰かが軽井沢みたいだと言っていた。
当然軽井沢が模倣なので軽井沢よりはレベルが高い。
そしてようやくノイシュバンシュタイン城に向かう。
ノイシュバンシュタインはバスを降りて40分登ったところにある。
ドイツでビールを飲んでいなかったので、ビールとソーセージを買って歩く。
一口目の突き抜ける美味しさ、わかってきた。
途中凍っていた湖があったから恐る恐る歩いてみたり。
予想以上に分厚く、かなり重たい石を叩きつけても割れなかったから氷を滑ってはしゃいだ。
これについては一人じゃなくてよかった。笑
日本人がノイシュバンシュタイン城に惹かれるのは、絶壁に立つ城の美しい写真が有名だからだろう。
つまり、行くからには絶壁に城が立つ様子を見たい。
しかしそれが見れるポイントである吊り橋への道は冬季通行止め。
絶景ポイントは諦めてかけていると、道の外れに吊り橋の方向へ向かうアヤシゲな道あり。
女子2人はリスクを冒さないので、男だけで行った。
20分ほど行くと、そこには吊り橋があった。
素晴らしい景色。曇っていたのが残念。
結構進入禁止を破って来ちゃう人が多くて、吊り橋は混雑していた。笑
行ってみないと分からないっていうモットーはやっぱり大事にすべきですね。
そして真面目な人は損をする。こういう仕組み。
なぜこんな絶壁に城を作ったかというと、王ルートヴィヒ2世が普澳戦争に敗北した後に、気を病んで、そんな自分のために作った城らしい。
城内は今まで見た城や宮殿の中でもっとも感動した。
リンダーホーフ城みたいな趣味の悪さはなく、
息をのむように美しい壁画や天井画が描かれていた。
ちなみに絵はある伝説がモチーフで、ルートヴィヒ2世がその主人公に理想の自分を投影して描かせたらしい。
しかしいくら気が病んでいるとはいえ、市民のこともかえりみず国の財産で自分のためだけにこんなたいそうな城を作ってしまうのはやはりどうかしてる。
城の中なのになぜか洞窟が現れたりと、迷走っぷりも伺えた。
バスでミュンヘンに戻る。
ミュンヘンでは豚の骨付き肉が名物らしいからそれを食べれるレストランに行くことに。
英語の説明さえもイマイチわからず、結局求めていた骨付き肉とは違うものが出てきたが、それはそれで美味しかった。高かった。(13ユーロ)
南ドイツは北よりもさらに英語が通じにくいと感じる。
そして俺の英語は聞き取りにくいらしく喋り始めるとだいたい怪訝な顔をされる。
日本人発音どうやっても抜けませんね、、
ホステルは少し中心から遠い。
友だちができなかったから猫に相手してもらってたよね。笑
服がなくなるので洗濯をするも洗濯機の使い方がイマイチわからず、時間かかって寝るのが遅くなった。