収容所と壁

2/20金

朝6時に起きる。
寝不足。

台湾人姉妹と合流し、
スーツケースを預けてザクセンハウゼン強制収容所へ向かう。
ベルリンから1時間ほどの郊外にある。
しかしいろいろと迷って2時間かかった。笑

ベルリンの交通機関はかなり複雑。
地下鉄の路線が日本並みに多く、駅の表示は日本より不親切だからわかりにくい。
日本の駅の表示版には次の駅がどこか書いてあるからどっちに乗ればいいかとか、乗り過ごしてないかとかがひと目でわかるけど、ベルリンにもスウェーデンにもそれがなかった。
ちなみにドイツはスウェーデンと比べると英語が通じない人もしくは話せない人が多いと感じる。

ザクセンハウゼンはドイツやポーランドに散らばる収容所のひとつ。
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手前がドイツ軍の領域。門の向こうが収容所。

台湾人の片方は昔ザクセンハウゼンに3週間アーティストの手伝いをするボランティアに行っていたらしく、
ガイドのように説明してくれた。
もう一回来る価値がある場所だとのこと。
ちなみに台湾人姉妹の姉の方はグラスゴーに、妹の方はオランダにマスターをとるために留学しているそうだ。
にしても姉妹で海外の院に留学とはすごい。

まずはドイツ人軍隊が使っていた建物の前を通り、壁に囲まれた収容所に入る。
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門には「労働は人を自由にする」という意味のドイツ語が書いてある。
しかしユダヤ人はこの中でどれだけ働いても収容所に閉じ込められたままであったという皮肉。
いくら働いても自由になれないユダヤ人をあざ笑うかのように外から見ていた様子が思い浮かぶ。
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収容者が使うトイレ

実際にはユダヤ人だけでなく、共産主義者、同性愛者、反政府運動家などナチに都合の悪い人たちも収容されていた。
アウシュビッツのように大量虐殺をしたガス室のようなものは見られなかったけど、
拷問や暴力は多々あったみたい。
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実際ここを訪れた時に前日よりはるかに寒く、
芯まで冷え切ってしまって半分くらい見た時点で帰りたくなった。
俺よりも薄着でこの環境の中で労働を行っていた収容者の苦しみがわずかながら理解できた。

お昼はジャガイモ料理。
ケチャップとチーズのソース。
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台湾人とは面白い話をたくさんした。
台湾に対して日本が戦前にした行為について学んでいたから、
日本のことをどう思っているか気になって聞いた。
とにかく台湾人は日本が好きであることはまちがいないらしい。
それはマンガみたいなサブカルの魅力、東京や京都のような観光の魅力などから主にきているみたい。
実際に2人はスラムダンクが大好きらしく、他にもたくさん知ってた。


彼女らの祖父母は日本の植民地時代に青少年期を過ごした。
日本統治時代へのノスタルジーを感じるらしい。
それを聞いて素直にほっとしたけど、日本が過去に残虐な統治をしたことで辛い経験をした人がいることも忘れてはいけないと思う。

彼女たちは台南出身。台南のが台北よりご飯がよっぽどおいしいらしい。
行ってみたい。

お隣の国なのに英語で会話するの変な感じするな。
偉大なる世界公用語のパワー。

俺はまだ壁を見ていなかったからその後別れて、イーストサイドギャラリーに行った。

ここには壁が残されていて、国内外の芸術家が1.4キロに渡って絵を描いている。
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壁の崩壊をモチーフにした絵が多い。
有名なブレジネフとホーネッカーがキスしてる絵の前では群がって記念撮影してる人がたくさんいた。
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俺も群がって撮ってもらった。

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横から見ると思ったより壁は薄い。
落書きがあまりに多くて残念だったけど、あまりに長いから取り締まりようがないのかな。
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こんなのもあったり。
街の様子がすっかり変わっているから、当時の様子を想像することは難しい。


ということでそのあとはベルリンの壁博物館に行った。
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この博物館がある場所はかつてもっとも多くの人が東から西へと逃げたチェックポイント。
車や地下トンネルなど、さまざまな国境越えの手段や、壁に関して起きたデモについてなどが写真とともに説明されていた。
疲れで頭に説明が入ってこなかったので休憩室で仮眠。笑

当時の大量の写真、大量の文書が展示されていて全ては見きれなかった。

これでベルリン観光は終了。時間と体力さえあればもっと見たかった。

21:30発のシティナイトトレイン(ドイツの夜行列車)で向かう。
ミュンヘンまで10時間。
その名前やインターネットのサイトから綺麗で快適な列車を想像したけど、やってきたのはいつ作られたのかわからない古い客車列車だった。

一応シートで取ったのでリクライニング可能な寝心地の良いシートを想像していたら、なんと3段寝台だった。
想像できるだろうか。
ハリーポッターがホグワーツ特急で乗る客車に、3段ベットが2つ。
つまり一部屋に6個のベットがある。
そして俺が乗った時には部屋は人で埋まっていて、スーツケースを置く場所もない。
ぐっすり眠れるはずもないだろうなと案じていたら、どうやら俺は車両番号を間違えていたらしい。
正しい車両にに移ったら俺ともう一人しかいなかった。
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これはラッキー。
おかげさまで眠りは浅いながらもよく寝れた。

ポツダム

2/19木

ベルリン2日目。最もゾーンが広いチケットを買ったから、少し離れたポツダムへ足を運ぶ。
ポツダムといったらまずポツダム宣言が浮かぶと思う。
しかし今回それについては一切触れなかった。
そもそもすっかりそのことを忘れていた。笑
俺がみたいのはサンスーシ宮殿とその周辺。
サンスーシ宮殿は、世界史受験者なら誰でも知っているフリードリヒ2世によって作られた宮殿。(ガイドブック見るまで忘れてた顔)

ロココ様式という様式で、黄色くて可愛らしい色合いの宮殿。
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段々の上に作られていて、下から見ると圧巻だ。

ひとまずきれいなお姉さんがいいところにいたから写真を撮ってもらう。
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もちろんピン写です。

一人旅かと思ったら、ビジネスで来ているらしい。

サンスーシ宮殿を含めたパーク・サンスーシの敷地はかなり広く、他にもいくつか見所がある。
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しかし残念なことにオフシーズンということで改修中のものがおおかった。

そのあとは新庭園という湖畔の庭園に行く。
こぎれいな中庭もつ建物が見所。
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まぁ、老後に来ればよかったかなぁという感じの湖畔と建物。
綺麗だったけど。

お昼ご飯にまたカレーブルストを食べる。
Curry100というお店。
この店はケチャップがただのケチャップではなくて、チリソースのような甘さと辛さがあっていい。
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その隣にケバブを見つけたから思わずそれも食べる。
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ケバブは野菜たっぷりでボリュームもかなり多いしうまい。
日本にもあるけどちゃんと食べたことがないから違いがわからんかった。笑
ちなみにドイツでケバブが流行っているのはトルコ人移民がドイツに多く流れ込んできている影響があるとか。

14時頃にベルリンへ戻る。
ドイツ技術博物館にいく。
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なぜここに行くかというと、小さいころ鉄道が好きだったから。
ちなみに鉄道好きのためにからかわれてた人を見てからこのことはあまり人に言わない。笑
今でも電車に乗るのは好きだ。
ということで、船とか通信とか全部パスして鉄道の歴史をみていく。
鉄道は戦争とのつながりが深い。
軍隊、武器、食料、捕虜、様々なものが鉄道で運ばれた。
中には、ユダヤ人を収容所に運ぶ際に実際に乗せた貨車もあった。
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ホテルに戻る前にスーパーを探す。
ベルリンのど真ん中ではなかなか安いスーパーが見つけられないから
少しトラムで外に向かってみたら案の定あった。
水が1.5㍑で20円しなかったので、4.5㍑分買いだめ。
なんてったって、こっちは乾燥しているから水をたくさん飲まなきゃいけない。
体を拭いたタオルが室内でも一晩でカラカラに乾くしね。
あとは食料を買う。この日の晩は安く抑えた。

ホテルに戻ると、サッカーゲームをしているヤンキー達がいて、近くに行ったら誘われたので参加。
3人ともイタリア人で、1人は5ヶ国語話せる上にフンボルト大学でマスターのコースにいるとか。
人は見かけで判断できない典型だなと思ったら、
もう一人は案の定クスリの取引でビジネスしてるらしかった。笑
散々誘われたけど当然断る。
そのあとはクラブに誘われたけど、知り合いなしで行くのは怖い。
イタリア人に置いていかれてぼっちになるのは目に見えている。笑

ためにし近くにいた日本人女性2人に声をかけてみてら、台湾人の姉妹だった。
話を聞くと彼女達は明日ザクセンハウゼン強制収容所に行くらしく、てんやわんやでついて行くことになった。笑
朝早いからクラブは却下。
ちょうど良かった。
3日間1人で回るのはキツイと思っていたから誘ってもらえてありがたい。

ベルリン到着

2/18 水

スウェーデンを立つ。
6時にかけた目覚ましが何故か作動しておらず、ピンチ。
毎朝トイレに行きたくて6:30に起きてしまうのだけど、今回はそのおかげで助かった。

ちなみにパッキングがだるくなって
昨晩疲れてたから、朝やろ
という思考回路になり寝てしまったために、慌てて荷物を放り込む。
こういうところがアホですね。
まじで直したほうがいい。
まぁゆっくりお母さんと話しながら朝ごはんガッツリ食べるための早起きだったから一応大丈夫だった。

最後の朝も自分のお気に入りのレバーペースト・ピクルス・チーズのサンドイッチを作った。
日本に持って帰りたい。

ファミリーとハグして別れる。また会えそうな気がするからそんなに寂しくない。
ちなみにLouisはスクールキャンプで6:30に家を出ていたためハグできず。寝坊が悔やまれる。笑

空港へ。飛行機が30分遅れるとのメールが入る。
今回使うのはエアベルリン。
格安航空だけどやや高めで、ある程度のサービスはある。
さて、空港でチェックインしようとするとカードが無効だといわれる。
この話については旅の途中に思い出したくないので書く手が進まない。
要するに現在飛行機を二重支払いしたのである。
つらいから忘れさせてくれ、たのむ。

1時間半でベルリンに到着。
ひとまず先ほどの支払いの件の払い戻しを求めにサービスセンターに行くが、
ここでは対処できないからサイトから質問して対処してもらえと言われる。
ネットで調べて返金される気がしなかったから
懲りずに別の場所でもやるが、結果は同じ。

とても辛いけど、このことを引きずってると旅行が楽しめないから今はさっぱり忘れて日本に帰ってからやることにする。

さて、まずはホテルに向かう。
ベルリン・ウェルカムカードという市内交通乗り放題と様々なディスカウントが付いたチケットを購入。
72時間28ユーロ(4000円くらい)

結果的にこのカードを買ったのは間違いだった。
割引のきく美術館のなかに自分が行きたいものがなかったからだ。
それなら1日乗車券を3つ買ったほうがオトクだった。
ベルリンウェルカムカードとか言う名前だったら買いたくなっちゃうよね〜。

最寄りの駅Alexanderplatz まで空港から行くバスがあるからそれに乗る。
着いてからスクショしておいたグーグルマップ先生を頼りにスーツケースを引きずって歩くこと5分。
示された位置には落書きされた8階だてくらいの廃墟がある。
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あたりを一周してくまなく探してもホテルらしきものは見つからない。
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廃墟は電気がどこも付いてないからこれが営業しているはずがない。
ちなみに予約したホテルはドミトリーで一泊13ユーロ(2000円弱)

Bookingドットコムに騙されたのかと思い、本気で別のホテルを探そうかと検討したが、
目の前にファストフード店を発見。ひとまずソーセージを頼んで店員のお兄さんに聞いてみると、なんと大通りの反対側にあった。
そういえば、グーグルマップに「およその位置」って書いてあったな。
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ホテルに着くまでですでにこんな感じで、この先どうなることやら。

予定より1時間くらい遅くなったものの、15:00頃からベルリン観光へ出発。
ひとまず明るいうちにメインであるウンテル・デン・リンデンの周辺を回る。
バスで気になったところがあれば降りる形式。
ここからは感動の連続だった。

まずはベルリン大聖堂。
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両脇の緑色のドームは迫力がすごい。ものすごい圧倒感。きれいだった。
これはホーエンツォレルン家の墓所で、中には94もの棺があるとか。

その次は国会議事堂前で降りる。
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中にはガラス張りのドームがあるみたいで人気。
セキュリティチェックが必要で面倒なのでまたあとで入る。

さらに歩いてブランデンブルグ門。
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プロイセン時代に作られた凱旋門。
冷戦期はこの正面に壁が立っていた。

最後に戦勝記念の塔。
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ウンテルデンリンデン上にブランデンブルグ門から見える。

どれにも迫力があり圧倒された。
当時のプロイセン国王がいかに自らの威厳を誇示しようとしたかが伝わってくる。

その後はカイザーヴィルヘルム記念教会へと向かう。
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これは第二次大戦の戦火で半壊した教会で、戦争の残酷さを後世に伝えるために一部修復されて残されたものらしい。
教会の塔の部分は今でも壊れたままだった。
内側のモザイク天井は青が使われていてサマルカンドを思い出す美しさ。
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日も暮れそうなので、食べ歩きをすることにする。
まずはガイドブックにあったカリーブルストTOP3の店ひとつであるWitty'sに行く。
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カリーブルストとは、ソーセージにカレー粉とケチャップをかけたもので、ベルリン名物だ。
メニューがよくわからず付け合せのポテトも注文したら7ユーロもした。
ケチャップとマヨネーズをおっちゃんがかけすぎたせいでいくらかしょっぱかったし。
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あれ全部つけたら致死量。笑
でも味は確かで、かなりうまい。
病みつきになる味。

そのあとはユダヤ博物館に行こうとしたが、最寄り駅周辺があまりに薄暗く、少し距離もあったため、
ユダヤ人の歴史を見たあとに帰る時のことも考えてホテルに戻ることにした。

ホテルに着いたのは7時ころ。
なんと部屋には俺一人。
隣の間にイギリス人カップルと、南アメリカ人がいた。

軽く挨拶しただけで、友達はできなかった。
ドミトリーで友達作ってワイワイするはずだったのに、こんなはずじゃなかった。
明日は友達作ろう。


最後のスウェーデン



2/17 火

明日朝のフライトでストックホルムを立つので
今日で実質スウェーデン最終日。

もう終わってしまうのかという感じだけど、
2週間前のたどり着いた日を思い出すと1ヶ月くらい昔のように感じる。
という旅行の時のによくある現象。

11時から大学で、EIJSという、
日本に関わる研究をしているヨーロッパの団体のストックホルム支局の人たちとミーティングをした。

日本とスウェーデンの福祉の比較、人権の比較、トラックの比較、などなど分野は多岐にわたっていた。
日本語をかなり喋れる人もいた。
漢検二級を目指している人がいたことには驚いた。
覚えるだけで複雑な思考がいらないから楽だとか。

ちなみに2/17はセムラの日らしいので、ミルクに漬けたセムラを頂けた。
お菓子を牛乳につけるのは日本にはあんまないな、と思ったら
EXJのメンバーも牛乳につけることに驚いていた。
若い人はあまりやらないようだ。笑った。

そのあとはまだ行っていなかった市庁舎に行く。
これは20世紀の初めに建てられたものでそれほど古くはないが、ノーベル賞授賞式が行われるホールがあることで有名。
ちなみに現在は市庁舎の機能は移転されている。
高級な場所なのでガイドツアーと一緒じゃないと見学できない。
入るとテレビで見たことのあるホールが広がっている。

極めつけは黄金のホールで、広い空間がすべて金ぴか。 
約10キロの金が使われているらしい。
10キロは少ないように思えるが、
サマルカンドのティラカリ・メドレセ(金のメドレセ)が確か1キロだったから、そのすごさがわかる。

マックで時間をつぶして(wifiがくる)
最後のfarewell partyへ。
Asaとその彼氏がスウェーデン料理をこしらえてくれた。
ミートボール、マイ.フェイバリットのabbaのニシン、じゃがいも、などなど。
スウェーデンのパーティーソングも歌ってくれて面白かった。
日本では何を歌おうかという議論になった。
思えば飲み会で定番の歌とかはない。
なぜか残酷な天使のテーゼという結論。俺は歌えない。

さらには昨日やったほうれん草ゲームとかを紹介し(ほうれん草をそのままスウェーデン人に言わせる)
最後に人狼(werewolf)をやった。
日本人メンバーはスウェーデン人と比べたら英語が喋れないのでみんな沈黙がちで、
あまり面白くなかったけどまぁ盛り上がった。

farewellという感じが全くしなかったのは、2ヶ月後にまた会うからだろうね。
今度は自分が迎えなくてはいけない。自分がホスト。
これは大変なことだ。
しっかりと準備したい。

とにかくEXJメンバーはみんな心優しくて面白かった。
後手後手に回っていた感はあったけど、これもスウェーデン人らしさなのかもしれない。
さまざまなことを手配してくれて本当に感謝している。
...というのは彼らに英語で言うべき。笑

これで2週間のホームステイが終わるわけだが、
もしすべてのブログを読んでくださっている方がいたら
つまらないブログをここまで読んでくださったことを感謝する。

なんか本当に遊んでばっかりいたが、実際に現地の大学生や留学生と触れ合えたことはかなり刺激になった。
出会った人は親日的な人が多く、自分よりも日本について知っている人もかなりいた。
日本についてももっと勉強して知っておきたいと思わされる。
とにかくいい経験ができた。これからが大変だがMOSには行ってよかったと思ってる。

明日からは一週間ひとり旅。
ベルリンへ飛んで、鉄路でミュンヘン、ウィーンへと回る。
ウィーンで今福くんとの日程が被ったみたいだからまた会うんだろうな。笑

初めての海外一人旅。どうなるのかな、とても楽しみ。

着実に 足腰強く なってます


2/16 月



足が少しにおうなと思って靴のにおいを嗅いでみたらひどくくさい。激臭。
くさくなってもこんなにくさくなることはないからびっくりした。
毎日一日中靴を履いて鬼のように歩いているせいなのか、食習慣が悪いせいなのか、ただ俺がくさいだけなのかはよくわからない。
なるほど防水スノーシューズだから通気性が悪すぎるのか。
帰ってお母さんに消臭剤がないか聞いてみたけどないらしいから残り一週間つらい。

ひとまずゴットランド旅行記2日目。

朝食はビュフェ。
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日本の一般的ホテルの朝食ビュフェよりはるかにクオリティが高い。
生ハムとカマンベールチーズがあったから食べまくった。
個人的にはドライフルーツがいくらでも食べれたの嬉しかった。

そのあとは街並み探検。
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城壁と海岸線に挟まれた道を歩く。
大磯も海岸沿いだけと大磯では醸し出せない雰囲気。

もちろん海があったら石を投げる。コントロールが良すぎて泳いでる鳥を狙うと本当に殺してしまいそうになる。

城壁や廃墟にところどころ登れそうなところがある。
この日に気づいたのは、自分は高いところを見るとどうしても登りたくなってしまう性分だということ。
他のメンバーが呆れようと登れそうな城壁は全部よじ登った。
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これぞボルダリング・イン・ザ・ワイルド。笑
城壁が自宅の隣に欲しいです。

空がきれいだったから廃墟で寝っ転がって空を眺める。
寝っ転がっていると風が当たらなくてあまり寒くないから20分くらいそうしてた。



14時くらいまで散策して、図書館兼カフェで休憩。
暇なので、七並べを始める。
意外と奥行きのあるゲームで面白い。

そのあともっかい教会を散策して夕日を眺め、17:00のフェリーで帰る。
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旗がいい感じ。

フェリーでもひたすらトランプ。
フェリーで行きに
「スウェーデン来て一番美味しかった」
って言ってたイエローカレーを食べてみたら、
美味しくなかったから笑った。

ココナッツがきいてて全く辛くないカレーだった。
俺はこれをカレーと呼べない。シチューだ。

ストックホルムへの電車の中ではトランプができないからひたすら飲み会のゲームをした。

マンションゲーム
ゴーバックジャンプ
ほうれんそうゲーム
俺ダイゴダイゴゲーム
プニプニパニパニ
ピンポンパン
めちゃギントン
挙げるとこんな感じ。
みなさんはどのくらい知ってるだろうか。笑
いろんなゲームがあるんだな。笑

ひたすらゲームした後に車内に日本人がいることに気づいた時の恥ずかしさ半端じゃなかった。
日本の電車だったらうるさいことはできないからね。

とても良い旅行でした。

魔女の宅急便の街へ船旅

2/15 日


何事も三日坊主の自分が日記を二週間も書き続けられるなんて珍しい。

この日はヨーテボリに続いて
二回目のショートトリップ、ゴットランド島へ。
今日から2日は面白くないバカンス旅行記を書く。
ちなみにバカンスと言っても極寒。

ゴットランド島にはヴィズビィというメインの街がある。
ヴィズビィは実はガムラスタンとともに魔女の宅急便の舞台のモチーフになっている美しい街。

街は城壁に囲まれていて、その中にはまさに魔女の宅急便に出てくるような石畳みの街並みが広がっている。

ヨーテボリの街が若干期待を下回ってたため、
ゴットランド行きを渋る人が多くてメンバーの4人で行く。

船乗り場まで電車で1時間半かけて行って、フェリーで3時間。
フェリーはなかなか豪華で
3時間の間かなりはしゃいだ。笑

ゴットランドに近づくと。
船からも綺麗な街並みが見える。
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降り立つとスウェーデンに来てから一番寒いと感じた。
なにせ風が強い。

そして人が全然いない。
以前も言った通り、スウェーデンのシーズンは夏。
どこにいってもシーズンは夏。
夏は観光客でごった返すらしい。
ただ今回は人気がなかったことで
逆に街の雰囲気が味わい深くなってよかった。(と、いい聞かせているだけかも知れない笑)

海岸線に行ってみると、夕日が沈むとこだった。綺麗。
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そしてやっぱり海があったら石を投げる。笑
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ホテルは一泊5700円で、少し高いなと思っていら、
趣があってかなり良いホテルだったから納得した。
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逆にこのホテルに朝飯付きで5000円台で泊まれるのはとても安い。大満足。

夕食のレストランを探す。
閑散期だから結構しまっているところもあったけど、小ぢんまりしたレストランを発見。
ガレットという、クレープのような料理の店。
生地はクレープより少しぶ厚くて固い。
クレープの中身は燻製サーモン、ハム、チーズなど様々な種類から選べる。
4人いたから4種類楽しめた。
かなり美味くて大満足。
スウェーデンの食事トップ3に入りそう。
一人1800円だけどそんな物価にも慣れてしまった。

隣のテーブルにいたおばちゃんに
明日行くべきオススメスポットを聞いてみる。
そしたら丁寧に歴史から説明してくれる。

ゴッドランドにはかつて92もの教会があったらしいが、いつかの時代にどこかから(かなり適当)商人勢力がゴットランドに攻めてきたときにほとんどの教会が廃墟にされてしまったとか。
商人のために作られた教会が一つだけ攻撃されず、今でも現存している。

ということで、明日はその廃墟と城壁巡りだ。

そのあとはホテルに帰ってお酒をのみつつトランプ。
大富豪もまともにできないやつがいて、教えながらやるの面白かった。
他のメンバーと普段一緒に泊まってないから、日本人の友達と過ごす夜がかなり楽しかった。

バレンタインのプレゼントは日本食

2/14 土

日にち感覚がなくてバレンタインタインが前日だと思ってたからなんか得した気分。

気づけば残すところあと4日。
二週間は長すぎると思ってたけど迫ってくると焦る。笑

この日はファミリーと美術館へ。
ミラスゴーレンはミラスという彫刻家の作品と、彼が収集したものが飾ってある。
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絵はあんま興味ないけど銅像とか見るのは好きだな。
力強さとか作者の伝えたいことがダイレクトに伝わってくるから。笑
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まぁど素人から言えるのはこれくらい。

次は名前忘れたけど新しいタイプの美術館。

若手の芸術家の作品がたくさんあって、
来場者が気に入ったものがあれば購入できる。
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一本のパイプでできていると思われる。しかもスタートとゴールが見つからない。

すでに買われているものには印がついている。
俺が「おっいいな」と思ったやつはだいたい買われていた。
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わけわからんのが多くて面白かった。
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10クローネだから安いしね。

お昼は家の庭とも波止場とも言える水辺でバーベキュー。
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とは言っても寒い中ソーセージ焼くだけだけど、3種類くらい出してくれた。
やっぱラムがマイ.フェイバリットですね。

そのあとはMOSとEXJのメンバーで日本に来た時のことの話し合い。
4/17〜20あたりで日本でスウェーデンデイを開くことに。

学校もあるし新歓期だしちゃんと迎え入れられるかかなりシンパイ。
まぁでも楽しみ。

家に帰って前日買った食材で日本食を作る。
米を鍋で炊いて(初挑戦)、お好み焼き、親子丼、味噌汁を作ったのだけど、6人前の量を同時に作るのは大変だった。
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お好み焼きは粉とソースを日本食スーパーで買い、キャベツなどは地元のスーパーで揃えた。
親子丼はダシだけ日本食スーパーのもの。
味噌汁は味噌を日本食スーパーで、あとは椎茸を見つけたから買ってみて、大根の代わりに白い人参を使った。
わかめを買ったのに入れるのを忘れるという失態。
いろいろ慌ただしく作ったからベストの味の日本食が出せたわけではなかったのが残念。
一気に何種類もの料理を作っている母親の気が知れなかった。

いただきますを言って食べる
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妹のLouis が味噌汁の具とか残していたから気になったけど、
入れた白い人参と椎茸が口に合わなかったらしく、汁は美味しいといってくれた。嬉し。
お好み焼きも広島で食べたものより好きだと言ってくれた。
これ以上にない賛辞。

ひとまず、これまでしてもらったことに比べたら小さなお礼だけど、日本食を味わってもらえてよかった。
一人暮らしで鍛えた甲斐がある。

また日本に来て本物の味を味わってもらいたい。


そのあとはTobias とプレステ3のFIFAのゲームをした。
僅差で負けた。二敗。
プレステ3の操作性のせいですね、間違いない←


結局唯一食べたバレンタインらしきものは、お兄ちゃんが働いている場所で梱包してるグミだけだった。
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まぁ日本ほどバレンタイン商戦してないし、チョコもらえない寂しさは感じなかったね。

クリスマス然り、バレンタインホワイトデー然りだけど、日本の文化は商戦にのせられすぎている気がする。
こっちがオリジンのはずだけど、こっちには友チョコしてる女子大生なんかいない。

まぁみんな楽しんでるからいいのか。